SCIENCE · 2026.06.10

RAS——注意を呼び覚ます、脳のスイッチ。

脳幹に存在する網様体賦活系(RAS)。覚醒と注意の閾値を司るこの神経網は、なぜ私たちのブランドの原点となったのか。

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脳幹の奥に、網様体賦活系(Reticular Activating System, 略してRAS)と呼ばれる神経網がある。睡眠から覚醒へと意識を引き上げ、外界の無数の情報から「いま見るべきもの」を選び取るスイッチである。

私たちの眼や耳には、毎秒およそ1100万ビットの情報が流れ込むと言われる。だが意識に上がるのは、そのうち40〜60ビットに過ぎない。残りはRASが「いま重要ではない」と判断し、静かに棄てている。

INSTINCT RAS は、この機構を比喩として借りた。世の中には、まだ誰の注意も浴びていない才能がある。それを可視化し、人々の注意を呼び覚ますこと——プラットフォームの存在意義はここにある。

科学はメカニズムを記述する。文化はその意味を物語る。両者の交点に、これからの日本美術の輪郭を描いていく。

INSTINCT RAS · MAGAZINE