FRAGRANCE · 2026.05.19

香道——日本が千年前に完成させた、嗅覚の鑑賞作法。

「聞香」の文化は、世界で唯一の体系化された嗅覚芸術。室町から続く所作と知のかたち。

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茶道・華道と並ぶ「三道」のひとつ、香道。香木(伽羅・羅国・真那賀など)を炷き、その香りを「聞く」——嗅ぐではなく聞く、という動詞の選択に、日本人の嗅覚観が凝縮されている。

室町時代に体系化された組香(くみこう)は、複数の香木を組み合わせ、和歌や物語の構造に重ねて鑑賞する遊戯的・知的儀礼。世界の嗅覚文化の中で、これほど高度な鑑賞作法を持つ伝統は他に類例がない。

INSTINCT RAS が香りをアートとして扱う土壌は、この国に千年前から既にあった。私たちはそれを、現代の感覚で再起動する。

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