ART THERAPY · 2026.05.25

トラウマと画像——言葉にならないものを描く。

ベッセル・ヴァン・デア・コークの臨床知見と、PTSD ケアにおけるアートセラピーの位置づけ。

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トラウマ記憶は、言語を司るブローカ野ではなく、感覚と画像を扱う右半球に保存されやすい——ヴァン・デア・コークの著書『身体はトラウマを記録する』はこの知見を広めた。

だからこそ、言葉によるカウンセリングが届かない領域に、絵という非言語の経路が有効になる。災害支援・難民支援・性暴力被害者ケアの現場で、アートセラピーは標準的な選択肢になりつつある。

「描いた瞬間、自分の外側にそれが置けた」——多くの当事者が共通して語る感覚は、外在化(externalization)と呼ばれる治療機序そのものだ。

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