STUDIO VISIT · 2025.09.16
現場レポート:Tokyo Gendai 2025——横浜から世界へ。
PACIFICO 横浜で開催された Tokyo Gendai 2025。Almine Rech ブース A04 を起点に、東京アートシーンの現在地を観測する。
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2025年9月11日から14日、PACIFICO 横浜(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)で Tokyo Gendai 2025 が開催された。Almine Rech は Booth A04 でインタージェネレーショナルな構成のグループ展を組んだ。
出品の中心は、Larry Poons のエネルギッシュな抽象、Dylan Solomon Kraus の夢のような象徴主義、Mehdi Ghadyanloo の幻惑的な紙作品。Marie Laurencin の20世紀初頭の繊細な絵画が、Sam McKinniss の現代的なポートレートや Zio Ziegler の神話的・心理的構成と呼応する。
素材実験の軸では、Dustin Yellin の何層ものガラス彫刻《Seed 8》(2025)と、Gregor Hildebrandt のカセットテープ作品。そして特筆すべきは John Giorno の《Dial-a-Poem (Push-Button Edition)》——132人の詩人・アーティストによる 282本の録音詩を、受話器を持ち上げて聴く装置である。言語、音、視覚リズムが等価に並ぶこの作品は、メディアの境界を静かに溶かしていた。
INSTINCT RAS としては、Tokyo Gendai のような国際フェアが横浜に定着したことで、日本の若い作家が世界とどの距離で接続できるかが、明確に観測できるようになった。
INSTINCT RAS · MAGAZINE
