CULTURE · 2026.04.17

「粋」——抑制が生む色気の構造。

九鬼周造『「いき」の構造』を、現代のコレクション哲学として読み直す。

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九鬼周造は1930年、「いき」を媚態・意気地・諦めの三つで定義した。色気を見せきらず、芯を持ち、執着を残さない——この三つの均衡が「粋」である。

コレクションにも「粋」がある。揃え過ぎず、説明し過ぎず、手放すことを恐れない。展示を入れ替え続ける所蔵者の家は、いつも風が通っている。

INSTINCT RAS は、所有を所有のままで終わらせない。流通の余白を、最初から設計に組み込む。

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